私は普段フリーランスの方から営業の相談やフリーランスとして食べていけるようにするためのサポートなどの仕事も行っています。これまで沢山のフリーランスの方と関わってきましたが、フリーランスの悩みの中では「仕事がない」「依頼が来ない」といった悩みが圧倒的に多いんですよね。
一フリーランスになれば必ず稼げる!というものではなく、仕事を増やしていくためのコツやノウハウを知ることが大切です。そこで、どうやって仕事を増やしていけばいいのかわからない方、フリーランスになってみたけど思うように稼げていない方向けに仕事獲得するためのコツやノウハウをお伝えしたいと思います。
こんな人におすすめ
- フリーランスとして起業したい
- フリーランスになったけど営業経験がない
- 仕事が減ってきている。新しい案件が欲しい
- もっと仕事を増やしたい
- 本当にフリーランスとしてやっていけるのか不安
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プロ意識を持つ
自宅で仕事をしていたり、副業だったり、家事や育児の合間に仕事をしていたり・・・と様々な働き方があると思いますが、どんな形であれお金をいただいて仕事をしている以上は「プロ」としての意識を持つことが大事です。
今のあなたが仮に仕事が少なくても、単価の安い仕事しかできていなかったとしても、高い意識で仕事をしているうちに、その意識に見合った仕事と巡り合うことができます。逆にプロ意識が掛けている人は、どんなに宣伝してもどんなにアピールしてもどれだけ能力があったとしても。クライアント様から信用してもらえないので仕事は減っていってしまうこともあるのです。
プロ意識を持つ、ということは以下のようなことは絶対にしない、ということです。もし思い当たる点がある人は今すぐ改善しましょう。
- 納期を絶対に守る
- クライアント様に満足していただけるよう最大限努力する
- 自己満足にならない
- 自分にできない仕事は断るか外注を探す
- 常にスキルアップをし続ける
「この程度でいいかな~」と手を抜いたり、納期を守れずクライアントに迷惑をかけたり・・・これではプロの仕事とは言えません。フリーランスへの発注は、絶対にあなたじゃなければいけない、ということはないのです。もし上記の①~⑤のようなことが守れず、意識の低い仕事をしていたら他のフリーランスを探してそちらに発注をかけるようになるかもしれません。
どんな仕事であれプロ意識を持って仕事をすることがなによりも大切だと思います。
自分の強みを知る
フリーランスは自分の強みを知ることも大切です。自分はどういうクライアントに喜んでもらえる仕事がしたいのか。何が好きで何が嫌いなのか。しっかりと自分の強みを知るために、自分と向き合う時間をつくってみましょう。
例えば飲食店でも お店ごとに色んなコンセプトのお店がありますよね。
- 値段は高いがクオリティが高いお店
- 品揃え豊富で低価格のファミレス
- 注文してからすぐに出来上がるオフィス街の定食屋
- 専門店
自分は何が出来て何が出来ないのか、何が得意なのか、専門性を極めるのか、幅広く対応するのか・・・など自分と向き合って強み、売りは何なのかを考えてみましょう。
自分の強みを分析するためのワークがいくつかあるのですが、その方法はまた別の記事でまとめたいと思いますので楽しみにおまちくださいね。
ターゲットを決める
自分の強みがわかったら、その強みを活かすためにはどんなクライアントから依頼をしてもらうといい仕事ができそうか、ということを考えてみてください。
先程の飲食店を例にすると以下のような形です。それぞれどういうお客様に来店してほしいのか、を考えそのお客様に合った料理や内装や接客を提供しています。
- 値段は高いがクオリティが高いお店→例)デート、接待など
- 品揃え豊富で低価格のファミレス→例)家族連れなど
- 注文してからすぐに出来上がるオフィス街の定食屋→例)サラリーマン、OLなど
- ◯◯専門店→例)高校生~20代前半の女の子 など
単価も高くおしゃれで上品なお店なのに、学生向けに宣伝をしても多くの来店効果は期待できないですよね。高級店だったら会食やデートなど「いつもと違う特別感」を演出するための工夫を沢山しています。
またオフィス街にある定食屋さんが、「うちは素材と料理法にこだわり、美味しい料理を楽しんでいただきたいのです」と物凄く美味しい料理を提供していたとしても、オーダーしてから料理ができるまでに20分30分と時間がかかってしまっていたら、オフィス街にいるサラリーマンに来店してもらうことはできません。 だってお昼休憩1時間しかないですからね。待ち時間が長いとイライラしてしまいます。
この例のように自分の強み、特徴を好んでくれるクライアント様ってどんな人なのか、という点もしっかり見極める必要があります。ここがミスマッチをおこしてしまうと、なかなか仕事の依頼が来ない、ということになってしまうのです。
営業要素のあるポートフォリオを作る
フリーランスにも色々な方がいらっしゃいますが、「ライター」「デザイナー」「イラストレーター」「プログラマー」・・・などクリエイティブ系のフリーランスであればポートフォリオは必須です。
「過去にどんな経験を積んでいるのか」「どんな作品を作ることができるのか」をまとめましょう。 このポートフォリオですが、営業するため・・・仕事獲得のためのポートフォリオですので、デザイン性ばかりを気にして見辛いものにしてしまったらNGです。ぱっと見てどんな経験をしていてどんなスキルがあるのか、が判断できるようなものを作ることをおすすめします。
どんな形式で作ればいいの?
形式は自由ですが、PDFにして添付できるようなものとURLをクリックしてみることができるものの2種類作っておくと便利です。
web上で見ることができるページを作る場合は、自分のホームページやブログを開設して、その中にポートフォリオも用意するといいでしょう。公開しておけば沢山の方にみていただける機会も増えるので、それだけで宣伝にもなります。
納品して終わり、ということではなくて「こういう企業からこんな仕事のご依頼をいただいた」「こういう制作に携わった」「こんな商品の企画をした」などどんなことでも実績として公開することが大事です。(ただし業務内容によっては全て公開できないこともあるので、不安な場合はクライアント様に確認してみてください)
ちなみに、ちなみに私個人のホームページはこちらです。
クラウドソーシング応募の場合
クラウドソーシングなどでしか仕事をもらっていない!という人はクラウドソーシング専用のポートフォリオページをつくるのがおすすめです。
私はクライアントとしてクラウドソーシングを使って発注することもあるのですが、以下のような応募は合格率低くなると思います。
- 「プロフィールから実績を御覧ください」と書いてある
- ただURLだけが大量に羅列している
- ダウンロードしなければいけない資料が複数ある
クラウドソーシングの場合、応募数が多いです。なので「実績見るのがめんどくさいな」と思う応募内容は、ちゃんと見てもらう前にはねられる可能性が大きいと思います。
その方のプロフィールページまで飛んで、そこから一つ一つ実績をチェックするのは正直面倒です。それから過去に制作したサイトなどのURLだけが羅列してあるものは、最初の2つ3つURLをクリックして、そのサイトがものすごく素晴らしければいいのですが、全部をチェックするのはちょっと大変だなーと見るのをやめてしまいます。
やはり、1つのURLをクリックしたら、その人の特徴、強み、実績、過去作品などが1つになっているものは好感がもてます。じっくり見ようかな、という気にもなりますね。
注意
クラウドソーシングでは契約前に直接連絡をするのは絶対にNGなので、クラウドソーシングサイト専用のポートフォリオサイトには SNSやメールアドレスなどを掲載しないように気をつけましょう。
実績が少ない場合
「実績が少なくて公開できるような情報がない」という方は、自分でポートフォリオ用に制作したものを公開するといいと思います。ライターなら自分でブログを書いてその記事を公開したり、得意なジャンルの記事をWordなどで執筆し、スクリーンショットを公開する、などでも実績の代用になります。
webデザイナーさんなら、名刺やちらし、ロゴなどを自分で作成して公開するといいですね。
例えば以下のような感じです。
上記は私がPowerPointで作ったサンプルのちらしです。(ちらしデザインは専門じゃないのでそこまでクオリティ高くないです・・・)あくまでもこんな風にサンプルを作って公開するといいよ~という例だと思ってくださいませ。でもパワポで作るちらしご希望の方はこっそり問い合わせしてください。お待ちしてます(笑)
ブログやSNSで発信する
どれだけ素晴らしい実績やスキルを持っていても、知ってもらわなければはじまりません。ブログやSNSなどで発信することで認知度を高めていきましょう。なるべく間口は広いほうがいいので、最低でもTwitterとFacebookは開設したほうがいいと思います。
またプライベートのSNSしか持っていない方は、仕事用のアカウントも作ることをおすすめすます。Twitterは複数アカウントを持つことができますし、Facebookはフェイスブックページという業務用に使えるページを持つことができます。
「何を投稿したらいいかわからない」という方は以下のようなことを投稿するといいですね。あとは「打ち合わせに行ってきました」など業務に関連することはなんでも書いておいて損はないと思います。
- 好きなこと(趣味や特技も含めて)
- 自分の強み
- 過去の実績
- こんな仕事がしてみたい
- 価値観や考え方
当たり前ですが、人の悪口や誹謗中傷などネガティブなイメージを与える書き込みはNGです。ブログやSNSを見た企業の担当者が「この人に問い合わせてみようかな」「この人と一緒に仕事がしてみたいな」と思ってくれるな投稿を目指しましょう。
交流会やセミナーに参加する
横のつながりから仕事を獲得できることもあります。例えばホームページ制作を仕事にしている「フリーランスがセールスライターを募集する」「クリエイターが営業のできる人を探している」などフリーランスの中で発注受注をしあう、ということも珍しくありません。
またフリーランスは自ら学ぼうとしなければスキルアップが見込めません。会社員であれば定期的に勉強会、会議、セミナーなどがあったり上司から指導を受けたりする機会もあるかと思いますが、フリーランスは自分一人で作業をすることが多いので、積極的に人とのつながりをもち、スキルアップしていくことも大切です。
そして「こんなセミナーに参加しました」「こんな勉強会に行ってきました」と発信することで、更に仕事獲得につながっていくのです。
クライアント目線で考えても自分のスキルに満足している人よりも、「どんどん成長したい」と思ってアクティブに行動している人に仕事を依頼したいと思いますからね。
注意
ただし「簡単に稼げます」「稼ぐ方法教えます」という情報の中にはあまり参考にならないのに高額なもの…などもあるので注意が必要です。その人が本当にどんなことをしていて、どんな情報を受け取ることができるのか。しっかりと精査しましょうね。
イベント、交流会、勉強会が探せるサイト
自分から営業をかける
自分で営業をかける方法も有効です。私の場合売上の30~40%がクラウドソーシングサイトからの依頼で、10~15%がSNSやブログからなんですが、残りの約50%は自分で営業して獲得している仕事となります。約半分ですね。 ※フリーランスとしての活動でクライアント様からの依頼案件に限っての数値です。
そんなに直接営業をかけて仕事が獲得できるなら、私も今すぐ営業してみようかな!
ちょっと待ってください。
営業をするのはしっかりと準備を整えてからのほうがいいと思います。例えば、自分の強みもわかってないし、対象となるクライアント様もわかっていないのに、ただやみくもに営業電話をかけまくったところで、なかなか獲得できません。断られまくって凹むだけです。
営業をして「資料をください」「参考になるサイトを教えて下さい」と言われたときに、ぱっと提示できるサイトやポートフォリオ、営業資料などを準備しておく必要もありますしね。
この記事で書いてあるようなことは全て行っていて、それでも更に仕事が欲しい!という方はぜひ営業にもチャレンジしてみてください。
営業には以下のような手法があります。
- テレアポ営業
- 訪問営業
- オンライン商談(インサイドセールスセールス)
- メール営業
- DM送付
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- クラウドソーシングで依頼が増える自己紹介文の書き方
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