みなさんは何か目標ってありますか?
「部長になりたい」「売上を●●万円作りたい」「資格を取るために勉強したい」「ダイエットに成功したい」など、仕事でもプライベートでも夢や目標に向かって頑張っている方もいらっしゃると思います。が、その一方で、目標を掲げても達成できない人や途中で諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?
目標達成するために頑張ろう!と思っても、その後モチベーションが続かなかったり、頑張ってもうまくいかなかったり・・・。こういったことはなぜ起こるのでしょうか。
日本を代表するようなプロのスポーツ選手やオリンピックで活躍する選手、難関大学に合格して希望の就職をしている人、この人たちと何が違うのでしょうか。
元々の出来が違う?モチベーションの高さ?集中力の違い?
いいえ、誰でも目標達成するためのコツや方法さえ知っていれば、目標達成することができるんです!
達成したい目標を具体的に設定する
「いつまでに」「何を」「どうすのか」
まずは何を達成したいのか自分の目標を具体的に設定してみましょう。「昇給したい」「痩せたい」「売上を上げたい」など曖昧な目標ではなく、具体的に決めるのがポイントです。
- 202●年11月までに100万円を貯める
- 202●年8月にある●●の試験に合格する
- 202●年3月までに会社を辞めて起業する
- 202●年6月までに7キロ痩せる
- 202●年度の営業成績を3位以内にする
このように「いつまでに」「何を」「どうするのか」という点を明確にしましょう。
過去形又は現在形で紙に書く
先程決めた目標を紙に書いてみましょう。1つに絞る必要はないので、達成したい!叶えたい!と思っていることが複数あるなら全部書いてOKです。白紙に大きく書いてもいいし、手帳やノートに書いても構いません。字を書くのが苦手であればPCやスマホのメモ機能を使っても構わないですが、できれば紙に手書きで書く方がおすすめです。
そのときに絶対守ってもらいたいのが「過去形」又は「現在形」で書く、ということです。
- 「痩せたい」→「痩せる」
- 「起業したい」→「起業した」
- 「試験に試験に受かりたい」→「試験に受かる」
- 「営業成績を上げたい」→「営業成績が上がった」
「●●したい」という願望ではなくて、その目標が達成した前提で書くことがとっても大事になります。この理由に関してはまた別の記事でご紹介できればと思いますので、ここでは「●●したい」という書き方をしない、ということを覚えておいてください。
決めた目標を最低でも1日1回以上見る
書いた目標を目につくところに貼るなどして、1日に最低1回以上は見るようにしてください。
手帳をよく使う方なら手帳のマンスリーページなどに書いておけば、開くたびに目につきますよね。他は部屋の壁に貼る、デスクに貼る・・・などなるべく沢山視界に入るよう工夫をしてみてください。
できればその目標は目で見るだけではなくて声に出して読むのがおすすめです。
欲しい物があるのであればその画像なども一緒に貼っておくといいですね。
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目標を達成したときの自分をイメージする
目標達成のその先には何がある?
自分で決めた目標を達成した時、達成したその先に何があるのかを考えてみてください。
- 100万円を貯める→貯めた100万円で旅行にいって楽しい時間を過ごす。
- ●●の試験に合格する→依頼件数が増え単価が上がり、より信頼されるようになる。
- 会社を辞めて起業する→自分の好きなジャンルでやりがいのある仕事をする。
- 7キロ痩せる→着たい服が着れるようになり自分に自信がつく。
- 営業成績を3位以内にする→表彰されて昇給しいい気分で仕事ができる。
このように、目標を達成した自分はどんな生活をしていてどんな気分で…というのを詳しく、なるべ具体的にイメージしましょう。
「こんなことは無理だよな~」とか「自分にはできないよな~」などと考えるのではなく、仮に今の自分からはかなりかけ離れた目標だったとしても、達成した前提で想像してみてください。
達成したときのワクワクを感じる
実際に達成したときのことを想像すると、ワクワクした気持ちになってきませんか?実は脳の中の潜在意識は「過去」「今」「未来」という区別がつかないのだそう。だから未来のことでもイメージすると、脳は「ワクワク」するんです。
この「ワクワク」が目標達成するためにはとても大事なので、毎日目標を見て声に出して読んだ時、達成したときの自分の姿や気持ち、その先のことをイメージしてワクワクした気持ちを感じでください。
目標が叶って嬉しい自分、笑顔の自分、好きなことができている自分・・・をしっかりと脳にインプットするんです。短い時間でもいいので、毎日イメージをしてワクワクを感じるようにすると、達成しやすくなりますよ。
目標を細分化する
毎日の具体的な行動を決める
次に設定した目標を細分化していきます。達成したいと思っているゴールから逆算し、具体的にどのような行動をとるのか、細かく目標を決めます。
例えば営業成績を上げたい、という目標があるのであれば「1日に●件テレアポをする」「1日に●件訪問のアポイント入れる」「トークスクリプトを見直す」「商談先の企業情報を調べる」「自分のテレアポ音声を録音し、聞き直して改善点を見つける」「週末は営業関連の本を読む」などと言う風に決めていきましょう。
こうのときの目標も「テレアポをする」ではなくて「1日に40件テレアポをする」などと 具体的な数字をいれて設定するのがポイントです。
最初のステップは超簡単に
例えば「筋トレをする」「ダイエットをする」「資格を取得する」といった目標の場合、「やるぞ!」と決めたその日はモチベーションが高くやる気満々ですが、段々やる気がなくなってきて、いつの間にかやらなくなっている・・・という経験をしたこともあるのではないかと思います。
「1日1時間勉強する」「毎日30分筋トレをする」などという作業ベースの目標を作っても、実はこれでもまだハードルが高いんですね。毎日の習慣にするためには、最初のステップは簡単にしておく必要があります。
- 1日1時間勉強→参考書とノートを開く
- 1日30分筋トレをする→腹筋を1回する
- テレアポを毎日50件かける→テレアポリストを広げる
このように道具を準備するとか1回する・・・というような目標でOKです。
最初のハードルが高いと、「やる気」も沢山必要になります。筋トレを30分しよう!と思うとなかなか腰が上がりませんが、「まずは腹筋を1回!など低いハードルにすることで、簡単にクリアできます。
試しに1回腹筋をしてみると、1回で終わる、なんてことはなく30分筋トレをすることも容易だと思います。また、参考書とノートを開けばその流れで1時間勉強をすることはそんなに難しくありません。まずは最初の1歩なんです。
もし本当に忙しくて腹筋が1回しかできなかったとしても、最初の目標はクリアしているんですからOKということにして自分を褒めてください。そうやってまずは最初の目標を毎日必ず行う、という習慣をつけることなのです。
行動計画を立てる
毎日のスケジュールに組み込む
行動計画を日々のスケジュールの中に組み込んでいきましょう。前もってきめておくことで「忙しくてできなかった」「忘れていた」という言い訳の防止になります。
- 朝起きたら達成したい目標を読んでワクワクを感じる時間を作る
- 通勤の電車の中で資格取得のための本を読んで勉強する
- テレアポの時間を9:00~10:00と16:00~18:00に決める
このように事前に決めておくとルーティーン化しやすく、一度習慣になると「やるぞ!」「頑張るぞ!」とモチベーションを上げなくても続けられるようになります。
毎日歯磨きをするのに「さ~今日も頑張って歯磨きをするぞ!」なんて気合いれませんよね。食事をした後や寝る前に歯を磨かないと気持ち悪い・・・とさえ思うでしょう。勉強やダイエットや仕事に関しても、習慣化してしまえば、頑張らなくても続けることができるようになります。毎日毎日の積み重ねが将来の大きな目標達成の第一歩になるんですよね。
手帳やアラームを活用する
どうしても忘れてしまう!という人は手帳のスケジュール欄に書き込んだり、スマートフォンのアラーム機能を活用してみると良いでしょう。グーグルカレンダーにスケジュールを入力しアラーム設定しておく、という方法もおすすめです。
自分の決めた行動計画が習慣化するまで頑張りましょう!
まとめ
いかがでしたか?まずは具体的に大きな目標を決めて、頭の中でワクワク想像する。そしてその目標を達成するためにの具体的な行動計画をたてる。続けるために最初のハードルを下げて簡単なものにする。予定をスケジュールの中に組み込みアラームなどを活用して毎日実践する。
どれも一つ一つみれば難しいものではありません。毎日毎日コツコツと成果を積み上げていくことで、やがて大きな目標も達成できるようになります。あのイチローさんの名言にも「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」というのがあります。
今まで挫折したり、諦めたりしてきた人も、また今日から目標に向かってチャレンジしてみませんか?